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食べても太らず、免疫力がつく食事法。【内臓脂肪が落ちる】

食べても太らず、免疫力がつく食事法。【内臓脂肪が落ちる】

例えば、腸内環境を整えるには、一日の絶食時間を16時間にし、内臓を休息させる時間をもつといい。

内臓脂肪が落ちないという方は、本書で、食べても太らず、免疫力がつく食事法がわかります。

大腸がんの外科治療を10年以上行われて来た医師の石黒成治さんが書かれた本です。

内臓脂肪を減らしたり、免疫力を改善したり、炎症を抑えたりする方法が書かれております。

1、内臓脂肪が引き起こす問題とは?

内臓脂肪が多いとそれだけで、数々の病気に掛かるリスクが高くなります。

なぜなら、脂肪により体内で慢性的な炎症を引き起こしてしまうからです。

それにより、消化吸収、ホルモン、免疫などへ異常を生じさせ、さらには、高血圧や糖尿病、脂質代謝異常症などのリスクも高まります。

肥満の場合には、本来の免疫力を発揮できず、風邪を引きやすくなります。

問題1:インスリンの抵抗性

インスリンの効きが悪くなっている状態。

インスリンは、血糖値を下げてくれる役割がありますが、糖質を過剰に摂取しているとインスリンが糖質に反応しにくくなってしまいます。

正常なヒトは、食後に上がった血糖値が緩やかに下がりますが、インスリン抵抗性のヒトは、上がった血糖値が中々下がらず、2~3時間後に急激に下がり、ふらついたり、眠気を感じたり、お腹が減ったように感じてしまいます。それにより、さらに食べてしまいますので、肥満が肥満を呼び、メタボリックシンドロームにより、脂肪により慢性的な炎症が引き起こされ、心臓病、糖尿病、がんなどを引き起こしてしまいます。

内臓脂肪を減らし、炎症を抑える為には、インスリン抵抗性をまず治す必要があります。

問題2:レプチンの抵抗性

レプチンは満腹中枢を刺激するホルモン。もうお腹いっぱいだーと感じさせてくれるホルモンです。

肥満のヒトや普通のヒトよりもレプチンの効き目が悪くなっている。

肥満のヒトは、レプチンの分泌が減っているわけではなく、過剰に分泌されているが効きにくくなっています。

ですので、食べても中々満腹と感じる事が出来ず、肥満が肥満を呼んでしまっているわけです。

過剰に分泌されたレプチンでも炎症が起きてしまいます。

レプチンは、免疫を調整する機能もあり、免疫が低下すると風邪を引きやすくなってしまいます。

内臓脂肪が多いだけで、これだけ沢山のデメリットがあるとは。

では、どうすれば、内臓脂肪を減らす事ができるのか、それは、間欠的ファスティングをする事です。

2、間欠的ファスティングの効果

ファスティングとは、断食の意味で、間欠的とはやったりやらなかったりという意味です。

間欠的ファスティングとは、16時間断食し、食事の時間を8時間以内にする方法です。

なぜ、間欠的ファスティングが良いのか。

理由1:インスリンの抵抗性とレプチンの抵抗性を改善してくれるからです。

さらに、代謝も改善、慢性炎症も改善されます。

つまり、間欠的ファスティングで胃腸を休ませ、エネルギー消費を一時的に制限する事で、様々な問題を解決できる。

理由2:腸内を洗浄する効果がある。

お腹が空くとお腹からぐーっとい音がしますが、それはMMCという腸内の運動の音。

小腸の前半から後半に押し出す運動です。この運動が弱まると小腸に食事の残りが残りつづけると腸内細菌が増殖し、腹痛や便秘、下痢、過剰なガスなどのあらゆる問題を引き起こします。

このMMCは、空腹時間にしか起きませんので、空腹時間を確保する必要があるという事です。

間欠的ファスティングにより、お腹を空かせて腸内の食事の残りやバクテリアを洗浄する事が出来るというわけです。