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医者も知らない酵素の力。エドワード・ハウエル医学博士著。
医者も知らない酵素の力。エドワード・ハウエル医学博士著。
40年にわたる臨床経験の中で酵素の重要性に気付き、独自の研究を続け食物酵素理論を世界で最初に提唱した酵素栄養学のパイオニア。
酵素栄養学の最高権威。
「食物酵素不足と病気」
人体の機能にはすべて酵素(代謝酵素)が関与している。そして一方、体の酵素製造能力には限りがある。食物酵素不足の食物だと、事前消化を行わない分だけ、次の本格的な消化の段階で体は消化酵素を余計につくって分泌しなければならない。この結果、限りある酵素製造能力の中で、余計に消化酵素をつくる分だけ、体が代謝酵素をつくる量が減る。そして体の機能にトラブルが生じて病気にもなるし、その病気が治りにくくもなる。代謝酵素の中には病気を防いだり治したりする酵素もあるからだ。
断食で病気が治る理由も酵素の観点から説明できる。ふだんは毎日入ってくる食物酵素が不足した食物への対応に追われ、せっせと消化酵素をつくっている体も、断食中はそれをつくらなくて済むようになる。そしてその分、病気を治すのに役立つ酵素がつくれるようになり、病気治療に効果が上がる。
「植物や発酵菌の酵素剤が事前消化を助ける」
酵素剤には、原料が食物の酵素を濃縮したもの、発酵菌のつくる酵素を利用したもの、動物の酵素のものなど、いろいろなものがある。食物酵素の不足を補って事前消化を助ける目的に使うには、食物酵素や発酵菌の酵素を食物にふりかけるとか、食物と一緒に食べれば、酵素は直ちに働いて事前消化を助けてくれる。
「“酵素銀行の預金残高”を増やす」
酵素剤を補うことは、体の酵素の備蓄を増やすという点でも役に立つ。現代ではすべて生で食べる人は皆無といってよく、したがって、我々はすべて酵素剤を補う必要があるわけだ。